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メニューはこちらから 北海道の旅 北海道移住 沖縄の旅 ブログ 「北海道移住プロジェクト」のページでは北海道に移住した私の体験談や理想的な移住を考える情報を提供しています。
北海道移住プロジェクト
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2004年10月 5日公開
2009年10月 5日更新
この章のポイント  私の北海道移住は、単に北海道に住所を移しただけに止まらず、北海道に住宅を構え、本当に北海道の地域に骨をうずめる環境が整うまでを指すものだと思っています。
 このページでは、そんな私の動きを少しずつご紹介していければと思います。
目次  家族生活の基盤作りと今後に向けて
 これから目指したい生活について
 いよいよ定住へ
 定住の課題

家族生活の基盤作りと今後に向けて
 結婚、子どもの出生と、北海道を基盤に家族で生活していくための基盤ができつつあります。そろそろ「定住」を考え真の北海道民としての暮らしを実現したいと考えます。

 自分の子どもには(自分が持てなかった)出身地を持たせてやりたいという希望があります。私が好きで移り住んだ北海道という土地を出身にし誇りをもって生きられる子どもになってほしいと思います。
 「地域に根ざした教育」なるものが叫ばれる中、教育環境も考えると「なぜこの町に住むのか」地域に対する「こだわり」なくして安心して子どもを任せることは難しくなっていくでしょう。仕事の面でもどこから来たのかよくわからない数年経ったらまたどっかに行くような「よそ者」としてでなく、「地縁のある人間」として腰を据えた仕事をしたいという希望もあります。

 こうした希望が叶いその地域でずっと仕事ができる条件が整うのであれば、またその地域が自分にとって住み良い地域であれば、住宅を建てて「真の地域住民」として生活していきたいと思っています。

 それがうまくいくかどうかでこの先の構想に大きく影響してきます。子どもの養育環境を考えると中途半端に大きくなってからそんなことをしたくないということもあります。私の目指す移住生活(以下掲載)を考えてもあまりムダな時間はかけたくはありません。うまくいかなければ不本意でも都市部での生活を選ばざるを得なくなるかもしれません。




これから目指したい生活
 まだ構想段階ですが、北海道の地方に定住するにあたっては次のような生活を目指したいと思っています。

今後の社会展望から

 改革という名の「地方切り捨て」がすすめられ、都市部と地方との社会の二極化が進まざるを得ない状況があります。それに伴い、地方の疲弊・過疎化が一層進まざるを得ない状況があります。
 過疎化に伴い、生活に最低限必要な行政サービスの水準がますます切り下げられる状況や、地方が過疎化を止めるために本当に必要な少子化対策や教育水準の向上をしようにも財政的に難しい状況に追い込まれているのが現状です。
 都市部でそうした政策が支持される中で地方の生活はこれまで以上にどんどん厳しくなります。(都市部でそうした動きに手を貸しながら退職したら地方でゆたかな生活をなんて言う人間を見ると腹立たしさしか感じないのですが)

 環境問題も厳しさを増し、環境に負荷をかけない生活がこれまで以上にもとめられる時代になるでしょう。
 それにとどまらず「人権より公益」だの言う今の政治状況の下では、いつまで個人の車で使うガソリンや個人の住宅で使う灯油などを安定供給してくれるかなども心配なところです。

 低成長型の社会になることや、様々な口実の人件費抑止策がなされていることからも、現金収入の増大を期待するのは難しいでしょう。
 私たちの老後も(今の高齢者の時代と異なり)退職金も減り、年金・社会保険に至っては詐欺同然であてにならない時代になるのは明らかです。退職後のゆとりの生活などほど遠く、退職して手持ち現金が尽きれば即生命に影響しかねません。退職してから準備しても手遅れな時代になるでしょう。

現金がなるべくかからない生活

 暖房費がかからない省エネルギー型の高機能な住宅に住むことや、家庭菜園を設けることなどによって、現金支出を抑え、自給できるものは自給する生活を目指したいと思っています。

地域循環型の生活

 食糧や暖房など必要な資源が地域にある素材や技術を有効に活用したものでまかなえれば言うことなしです。そういう取り組みが地域ですすみ、地域の活性化や雇用の確保につながるものであれば、地域の衰退や過疎化も少しは食い止められるかもしれません。



いよいよ定住へ
 いよいよ住宅を建てることとし、2009年ついに建設に着手することとしました。折しも私にとっては北海道に移住して満10年という節目の年になりました。

 定住する土地としては、妻の出身地でもある町としました。
 北海道らしさという意味だけを取れば他にもっと風景のいい地域も多々ありますが、やはり現実的には親や親戚などと支え合って住めるのが望ましいです(どちらかというと支えられている面が多いですが)。良くも悪くも地域に関する一番率直な情報を得ることができるメリットもあります。
 出身地という地縁のある土地であれば、妻にとっても安心感があるでしょう。自分の子どもにもそうした町の子どもとして育ってほしいという希望もあります。
 私は妻の母校に勤務することができました。妻やその兄弟が卒業した学校に自分の子どもを入れて恥ずかしくない学校にしていくべく微力ながら尽くしていきたいと思っています。
 さらに自分たちの生活を通じて地域が良くなっていくために何をすればいいのか見つけていければと思っています。
 その意味では妻が北海道それも都市部でなく小さな町の出身であったことは、私の移住計画としては良い材料だったと言えます。そうした規模の町に住むチャンスを掴めた意味では良かったと言えます。

 家づくりに向けた詳細は、家づくりに向けてを参照して下さい。



定住の課題
 定住は決まったものの課題もないわけではありません。

実家が近いことがいいことか?

 困ったときに助けになるという面では非常に有り難いです。特に北海道では(よっぽどの大都市部でない限り)地方では子育てに本当に必要な支援体制などなかなか整わないのが現状で、地方で夫婦で仕事を続けていくには(なるべく頼らないようには心がけてはいますが)有形無形の支えになっていることには間違いないです。
 また、まめに孫の顔を見せられるという点ではいいですが、甘やかされる要素も少なからずありメリットばかりでもないなぁという気もします。

はたして北海道らしい生活といえるか?

 北海道の多くの地域ではこれが実情ですが、いわゆる道外の人が想像するような意味での「北海道的な風景」に必ずしも恵まれた地域とは言えません。
 たとえば大雪連峰の山並みや田園風景が自宅の窓から見える生活・・・なんてあこがれを捨てきれない部分もあります。
 ただそれを実現するには今の仕事のままでは難しいのかなぁ・・・という気がしています。

子どもの将来への不安

 大学は都市部にしかないのがすでに現状ですが、高校も通学可能範囲で唯一進学可能性のある学校が消滅し、今後も全道的に大規模な高校統廃合が予想されています。進学を考えるとするとこの地域では他管内の都市部の高校に行かなければならなくなるのが間違いない状況です。
 高校から下宿をさせない限りまともな教育を期待できないのもかわいそうなら、北海道では学区完全消滅の見通しがないので、地方受験生は入試制度でも無用な差別を受け必要以上の力を要求されます。また親の所得が減っていくようでは将来その費用を負担できるのかという課題があります。

 また子どもが将来地元に帰りたいと思った場合、よほど特殊な仕事でなければ生計をきちんとたてて戻ることが難しいのが地方の現状です。




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