大東島では断崖絶壁に囲まれた島のため船からの荷揚げはクレーンで行われる。
旅客も同様。2003.1.10 北大東島・江崎港にて定期船「だいとう」入港風景
沖縄本島から約400キロ東に南大東島・北大東島がある。那覇から飛行機で1時間・往復4万円弱、船だと週1便の船で13時間(いずれも2003年1月現在)を要する絶海の孤島である。この近寄りにくさのために旅をする者は非常に少ないが、この島を旅してみた。非常に興味深い島である。
南大東島 | 北大東島 |
大東島地方について(共通事項) | ||
【島の概要】 大東諸島は沖縄本島から約400キロ東方に位置し、南大東島、北大東島、沖大東島の3つの島から構成される。このうち南大東島および北大東島が有人島である。 日本本土や沖縄諸島からも遠く離れており、大陸の一部となったことのない島とされる。そのため植物や動物もこの島にしかいない亜種が多く、生態系も独特である。カラスやヘビはおらず、かわりにカエルが大繁殖している。 いずれの島も隆起環礁の島であり、周囲を断崖絶壁に囲まれている(写真)。そのため開拓民の上陸は困難を極め、開拓がはじまったのは明治時代からである。 またそのような事情から良港に恵まれず、切り立った断崖絶壁に防波堤もなく直接作られた港を利用し、船の旅客や貨物はクレーンで荷役される。小型船はまるごとクレーンで揚げられる。 開拓民は八丈島系の人が多く、島寿司や神社など沖縄の歴史からはあまり見られない文化をみることができる。姓も八丈姓と沖縄姓の両方があるという。
【交通手段】(2003年1月現在)
【島の生活いろいろ】 |
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