離陸間近の熱気球。網走管内小清水町にて。
北海道では広大な大地をいかして熱気球が盛んな地域があります。十勝の上士幌とかが非常に有名ですが、私は網走管内の小清水町〜清里町で熱気球のフリーフライトを体験しました。2000年3月に乗った時の様子をご紹介します。
当日は山側は雲がかかっていましたが、天候は晴れでした。風も穏やかで流氷も戻ってきて良いフライトになりました。
気球をふくらませる作業からはじめます。気球をふくらませるために風を送り込み、ある程度の大きさになったらバーナーで熱を送り込みます。
朝7時52分、地上を離れました。眼下には雲と街並み・流氷が交互に現れます。
地上で気球を追いかける部隊と連絡を取りながら気球は風にのっていきます。
雲の下に町並みが見えます。 |
流氷が接岸しているのが見えます。 |
8時55分、地上に降りました。総飛行時間1時間3分、飛行距離直線で6キロ、最高高度2200ft(約600メートル)でした。
服装に関して
冬の屋外に出るのでそれなりの装備が必要ですが特別な装備はいりません。スキーウェアくらいで十分でした。3月ということもあり特に寒くもなくてマイナス5度程度でした。
(生かじりの)熱気球ひとくちメモ
熱気球は浮力こそバーナーで得ますが、動く方向は風で決まります。どこに着陸するかはっきりわかりません。また離陸にも着陸にもそれなりの広さの場所が必要です。
これらのことを考えあわせると北海道は熱気球に適した土地です。とはいえ、私が体験した小清水町・清里町も夏は一面畑です。畑に着陸なんかしたら大変です。だから夏ではなく冬の体験になるのです。
今回体験したのはフリーフライトといって、本当に風まかせで動く方向が決まるフライトです。気球の中の熱を調節して上下だけさせ風に乗ります。
もうひとつ熱気球の体験方法として、係留フライトがあります。地面と気球をロープでつないで体験するもので糠平湖畔などそこそこにあります。体験という意味では面白いですがやはり風に吹かれてこそ熱気球の醍醐味が味わえるというもの。フリーフライトに比べると迫力がもうひとつです。
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