旅の想い出・北海道編 イラスト
メニューはこちらから 道南圏 道央圏 大雪圏 道北圏 道東圏 オホーツク圏
流氷網走
〜 網走で流氷を見る 〜

 冬の北海道と言えばなんといっても流氷でしょう。北海道で住む者にとっては、冬の風物詩であると同時に厳冬の到来を告げる象徴でもあります。

1997年 2月10日公開
2005年 3月 1日更新

トップイメージ
流氷を砕きながら進む砕氷船。網走沖にて。2005.2.12撮影

流氷ってどこで見られるの?
 北海道の流氷は1月下旬から3月頃にかけてオホーツク海側の浜に押し寄せます。一部は根室海峡にまで流入します。北半球でいちばん南で見られる流氷として知られています。
 右の図の灰色の部分が流氷が入ってくるおよその海域です。つまりこの範囲の海岸ならどこでも流氷は見られるわけです。
 流氷観光の有名な拠点はここ網走と紋別です。流氷観光船が就航しています。網走へは、札幌から鉄道で約6時間。飛行機なら女満別空港が近くです。紋別へは東京からオホーツク紋別空港へ飛行機が就航しています。札幌・旭川などからバス便もあります。

流氷紋別で紋別地区の流氷に関する情報をとりあげています。

流氷観光のシーズン
 北海道の流氷は1月下旬から見られます。1月中旬を過ぎると、枝幸や雄武などから「流氷初日」という岸から流氷帯が海のかなたに見える日が訪れます。この頃には流氷観光船も営業を開始しますが、はじめは沖に見られるくらいで流氷帯まで船がたどり着くことはないことが多いです。流氷がだんだん岸近くまで来ると観光船は流氷帯に突入し迫力の動きをみせるようになります。やがて海岸に接岸したという知らせが届くようになります。
 流氷は海流や風向きなど天候に左右され、年によってもあたりはずれがあります。どの程度よく見られるかは運次第です。最近は地球温暖化の影響か少なくなってきたのではないかという話もあります。
 流氷観光のトップシーズンは2月で、この頃には陸地まで接岸する可能性が高まります。3月でも運が良ければ接岸しています。4月上旬で流氷観光船の運航は終わりますが、年と場所によっては5月初旬まで流氷が見られることがあります。

  洋上から流氷を見る〜砕氷船
 流氷観光の人気はその流氷の中をかきわけて進む観光船でしょう。船が流氷を砕きながら進む様子は圧巻です。網走からは「おーろら」「おーろら2」、紋別からは「ガリンコ号2」が就航しています。
 砕氷船「おーろら」は網走港発着で所要1時間、料金は3,000円。網走駅などから連絡バスがあります。
 観光船の客室内は暖房が効いていますが、甲板から流氷の様子を見るのには、「寒さ」に対する備えが必要です。外はマイナス10度の世界ですのでスキーウェアの下に着込むなど厳重装備をおすすめします。カメラの電源への寒さ対策も必要です。肝心なところでカメラが止まることがあります。


出発を待つ「おーろら2」

もうすぐ流氷帯へ突入


流氷を砕きながら進む

流氷原のかなたに知床の山並みが見える


シーズンは2隻同時運航する

流氷原を見入る乗客たち

流氷の楽しみ方
流氷の上を歩く
流氷が良い状態で接岸すると歩くこともできます。ただし海に落ちたり流氷が流されたりすることがあるので不用意にやらないのが身のためです。写真では背後にうっすらと知床連山の山なみが見えています。
ウナベツスキー場
オホーツク海沿いにあるスキー場では、流氷を見下ろしながらスキーを楽しめます。写真は斜里町にある「ウナベツスキー場」。写真のように流氷が接岸している状態が見られます。紋別市の「紋別大山スキー場」なども同様です。

流氷の見られる風景
流氷まつり
2月に開催される網走流氷まつり
ノロッコ号
釧網本線 網走−斜里間に
「流氷ノロッコ号」が運転される
ノロッコ号車内
「流氷ノロッコ号」の窓から
流氷の寄せる海岸が見られる

天都山の流氷館
天都山山頂にある「オホーツク流氷館」
展望台から流氷
展望台からは流氷の寄せる
網走の街並みが見られる
クリオネ
「オホーツク流氷館」には流氷や
クリオネの展示もある

オホーツク圏   北海道トップ


トップメニューへ  アンケート  リンク集


このページの著作権は、YANAPY に帰属します。 (C)1997-2006 Copyright YANAPY, All Rights Reserved.