旅の想い出・北海道編 イラスト
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北海道への道
このページでは、北海道に行くための手段や交通機関、宿泊施設をご紹介します。

−INDEX−
 北海道旅行の手段いろいろ
 パック旅行いろいろ
 北海道上陸までの交通手段
 北海道内の交通手段
 宿泊施設いろいろ

2000年 7月25日公開

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北海道旅行の手段いろいろ
 北海道に行こうと決めたら、どういう手段で行きますか?
 ここでは、北海道入りをしようとしておられる方で、どうやって行ったらいいかから迷っておられる方に北海道に行くための方法をご紹介します。

方 法長 所短 所
旅行会社のパックツアーを使う往復の交通機関や宿はもちろん、観光地やその間の移動機関、添乗員まで確保されている。添乗員の旗についていけば良いのでラク。カネにものをいわせた方法だが、団体割引で安くあがるのでトータルではむしろ割安。時期と代理店を選べば激安もある。大手から中小まで各種旅行代理店で取扱有り。代理店の力量次第で最高の旅行にも最悪の旅行にもなる。グレードもカネ次第で多彩。ツアーコースにないところは基本的に行けない(穴場発見はほとんど出来ない)。延泊もちろん不可。基本的に2名以上からで一人旅には不向き。代理店により最悪なものもあるらしい。
旅行会社のフリープランを使う往復の交通機関やホテルがセット。観光は自分で計画する。飛び泊制度をうまく使えば自由なプランも作れる。飛行機は団体料金のため激安で片道の航空運賃より安いプランもある。大手から中小まで各種旅行代理店で取扱有り。ホテルのグレードは選べる。ホテルは札幌、函館など都市部の設定のみ。団体運賃のため滞在可能日数など制約事項有り
自分で手配する往復の交通機関や宿泊施設、観光まですべて自分で計画する。行き先も日程も自由自在だが最高の旅行作りも最悪の旅行作りも自己責任。旅先での出会いや思いがけない想い出、穴場発見などが一番期待できる方法。交通機関は正規運賃のため高い(工夫次第で気休め程度に安い運賃も利用できる)。旅にはまって職をなくす人が時々いる、らしい。

 自分で手配する、なんていうと難しく感じる人も多いみたいですが、そんなことはありません。はじめての人でも感動して帰っていく人が数多くいますのでぜひやってみて下さい。

パック旅行いろいろ
 パックで多いのが、函館〜札幌を結んでその間に洞爺湖温泉とか登別温泉とかはさむパターン。温泉旅行としてはいいと思うけど、北海道らしさをもとめるにはどうかなぁ・・・という気がします。北海道らしさが出ると言えば、三大がに食べ放題とか、おみやげとかそんなとこですか。それでもいい人もいるようですが、裏切られたという人もけっこう聞きます。

たとえばこんなプラン
羽田→函館空港→市内観光(トラピスチヌ修道院、金森倉庫街)→函館山夜景→函館市内泊
函館(朝市)→大沼→洞爺湖遊覧船→昭和新山→洞爺湖温泉or登別温泉泊
洞爺湖温泉or登別温泉→支笏湖遊覧船→札幌市内観光→新千歳空港→羽田(解散)

 最近人気なのが富良野・美瑛などを回るツアー。新千歳発着でけっこう安いプランも増えています。ラベンダーとかが見られるとかで人気はあるようですが、これも落胆する人が多いらしいです。そりゃラベンダーの時期にはみんな来るのが世の常で、花みてんだか人混みみてんだかよくわかんないことでしょう。観光ルートから外れたところにいいところがありますから、そういうところで感動したいものです。人気ポイントでも行く時間をずらせば楽しめたりすることもあります。夕方6時とか、朝3時とか行く時間を考えてみるのも旅のコツ。パックでは難しいと思いますが。

たとえばこんなプラン
羽田→新千歳空港→美瑛パッチワークの道→ファーム富田(ラベンダー)→富良野プリンスH泊
ホテル→麓郷の森(北の国からロケ地)→札幌市内観光→新千歳空港→羽田(解散)

 道東・道北をまわるツアーはだいぶ数も減ります。地方路線で航空運賃が高いのでどうしても割高なプランになりがちです。夏の釧路湿原・知床とか冬の流氷とかをメインに阿寒湖・川湯・ウトロ温泉に泊まるプランが多いようです。道北では夏に礼文島とかを回るプランがあるようですが交通の細さから数は限られるようです。いずれも本州とは異なった景観で「よく知らなかったところだけど良かった」という評判が多いようです。

たとえばこんなプラン(夏編1)
羽田→女満別空港→小清水原生花園→オシンコシンの滝→知床第一ホテル泊
ホテル→知床五湖→知床峠→トドワラ→開陽台→摩周湖→川湯温泉泊
川湯温泉→硫黄山→屈斜路湖→美幌峠→女満別空港→羽田(解散)
たとえばこんなプラン(夏編2)
羽田→釧路空港→釧路湿原展望台→和商市場・MOO→阿寒グランドホテル泊
ホテル→阿寒湖遊覧船→摩周湖→硫黄山→川湯温泉泊
川湯温泉→屈斜路湖→女満別空港→羽田(解散)
たとえばこんなプラン(冬編)
羽田→女満別空港→流氷観光船オーロラ号→知床第一ホテル泊(オーロラファンタジー)
ホテル→摩周湖→川湯温泉(ダイヤモンドダスト祭り)
川湯温泉→屈斜路湖(結氷、白鳥)→女満別空港→羽田(解散)

 その他、パックで北海道を1周してしまうプランもあります。1週間前後の日程で道内はバスで回り、温泉地などで宿泊するようですが、車窓に北海道の景色が流れるだけで、移動だけが想い出になってしまう傾向があるようです。
 大手旅行会社某社が北海道観光地のイメージアンケートをやって観光地を分類したそうですが、記憶にある限りで挙げてみましょう。客層とそれが抱える問題点が見えるような調査だと思いました。
  ・実力型(イメージ通りよかったもの)・・・・・・・・小樽、函館
  ・イメージ先行型(イメージの割に落胆したもの)・・・札幌、富良野
  ・潜在型(イメージの割に行ってよかったもの)・・・・釧路湿原

 

北海道上陸までの交通手段
 ここからは自力で北海道上陸を試みる方への情報です。
 北海道に行こうと決めたら、どういう手段で上陸しますか?
 ここでは、上陸手段の数々をご紹介します。

方 法長 所短 所
飛行機最近では最も一般的。速い。時間のない社会人にはおすすめ。新規参入のエアドゥなど4社が競合し便数が最も充実した羽田−千歳線を筆頭に、各地から札幌(新千歳空港)に到着する便や、東京・大阪などから道内各空港(函館、旭川、女満別、帯広、釧路、中標津、稚内)に到着する便が主流。それ以外の地域の人も変な地方路線があるので調べてみると良い。詳細はころころ変わるので最新の書籍か時刻表、航空会社・最寄りの空港などに照会されたい。高い。早割、特割など複雑怪奇な割引運賃があり賢い人は比較的トクをするがそうでなければバカをみる。車やバイクの持ち込みは不可。レンタカーを利用するか、陸送・航送などで別途運ぶ必要がある。
青森−函館、大洗(茨城県)−苫小牧、名古屋−仙台−苫小牧、新潟・直江津・敦賀・舞鶴−小樽などが一般的。小樽−舞鶴7千円弱、苫小牧−名古屋1万円程度(いずれも2等片道で条件によりさらに割引あり)と、とにかく安いので貧乏な人におすすめ。車やバイクを運んで来るにはどこかで船を使わなければならない。日本海航路が充実しており、北陸・関西方面の旅人を中心に根強い人気を誇る。遅い。船中泊1〜2泊必要。海が荒れると最悪。港までの交通機関をよく考えないとそっちの方が高かったりすることも往々にしてある。
鉄道本州・北海道直通は寝台特急。上野−札幌の「北斗星」「カシオペア」、大阪−札幌の「トワイライトエクスプレス」、大阪−函館の「日本海」など。新幹線・特急乗り継ぎや、青春18きっぷを使った鈍行乗り継ぎで来る強者も一部に見られる。旅情はある。昔は「周遊券」という往復急行と道内全線特急・急行が利用可能なかなりおトクな切符があり、数多くの旅人が陸路北海道に上陸したが、JRになって数年で姿を消した。高い。遅い。最近時間にルーズ。一部鉄道会社はサービス最悪で着くまでに不愉快な思いをする、というわけで最近鉄道で上陸する人は1%に満たなくなった。

北海道内の交通手段
 北海道に上陸したら観光ポイント間の移動を考えなければなりません。
 ここでは、北海道内の交通手段の数々をご紹介します。

方 法長 所短 所
鉄道自分で交通手段を持たない人が遠距離を動くのに一般的。昔に比べれば路線数は激減したが、札幌を中心に函館、旭川、網走、帯広、釧路、稚内方面に特急が走る。夜行も同じく各地に走る。都市間の往復にはSきっぷなど割引切符がある他、道内全線特急指定席乗り放題で5日間2万円強という切符もあり、賢く使えばトクをする。鈍行は本数も少ないがそれで旅をする強者もいる。高い。札幌などの金券屋で回数券のバラ売りを買えば少し安くなる。路線数激減の故に行動範囲は限られる。
バス広い道内で意外と充実し、隠れキャラ的存在。遠距離を動くのにも良い。札幌から各地(函館、小樽、洞爺湖、浦河、旭川、帯広、釧路、紋別、羽幌、稚内などなど)を結ぶ都市間バスは非常に充実し、旭川−紋別、帯広、釧路など中都市間を結ぶ便もけっこうある。札幌から函館、稚内、釧路、根室などを結ぶ夜行バスも充実している。値段も鉄道に比べると安い。バスの故道路事情の影響を受けるが、総じて本州より道路条件が良く大きな問題ではない。
飛行機広い道内で遠距離を速く動くのには適する。千歳・丘珠空港から道内各空港(函館、女満別、紋別、釧路、中標津、稚内)を結ぶ便が主流で、その他に函館−奥尻、稚内−礼文・利尻など離島を結ぶ航路がある。最近は函館−旭川、旭川−釧路、釧路−函館のような路線もできつつある。高い。早割、特割などの割引運賃も一部路線に見られるので賢く使ってくれ。
観光船を除けば道内を結ぶものはなく、離島航路が中心。江差・瀬棚−奥尻、羽幌−焼尻・天売、稚内−利尻(鴛泊)・礼文(香深)など。離島に行くときは船か飛行機。所要時間は片道2時間前後。航路により車も載せられるが割高なので奨めない。天売・焼尻についてはそもそも車で回る必要はない。冬はよく欠航する。路線により季節運賃制がありシーズンに高くなるので地元民の不評を買っている。
道外から持ち込む方法とレンタカーを利用する方法がある。あれば最強の交通手段である。レンタカーは主な空港や駅には必ずといっていいほどあり、便利である。道路事情の良い道内では一日に移動できる距離も長く、都市部を除きキロ平均1分で計算できるが、1日の走行距離の目安は300キロ程度と理解されたい。1日に500キロ以上走る強者もみかけるが交通安全の点からはおすすめしない。おみやげが赤キップなんてことのないように。レンタカーはサービスキロに注意。広い道内ではレンタカーの走行距離に制限が設けられており、それを越えるとキロ10〜30円程度の超過料金が生じる。プランによりサービスキロをフリーにするものもある。
バイク(ライダー)夏場によくみかける。道外から持ち込むのが一般的で、あれば最強の交通手段であるのは車と同じ。移動距離等も車を参照。北海道の風を感じられるのは他にない魅力。ごくごく一部の地域で見られる渋滞も怖くない。冬場には向かない。冬道を走る強者もまれに見かけるが、よほどの自信がなければやめた方がいい。
自転車(チャリダー)バイクと同じく夏場が主流。1日の走行距離の目安はどんなに頑張っても100キロ以内。通常は体力にも依るが60〜80キロ以内のようだ。自転車は持ち込みが一般的で遠距離移動の時は自転車を分解して携行扱いで列車に乗る(手回り品料金がいるのが一般的)。移動距離の故にキャンプは朝メシ前。冬場は見たことない。当たり前か。すべての荷物を自転車に積むので体力がいる。日焼けは当たり前。「お肌が・・・」なんていう人には間違っても勧められない。自転車を自分で直せない人もダメ。

宿泊施設いろいろ
 ここでは、北海道内での宿泊施設の例をいくつかご紹介します。

方 法特 徴参考資料等
ホテル、旅館、民宿、ペンションカネにまかせてグレードいろいろ。巨大な温泉浴場やプライベート露天風呂、三大がに食べ放題などの豪華な夕食、プールなどのレジャー施設を自慢にする施設もあり、予算や目的によっていろいろ選べる。都市部のビジネスホテルを除き通常2名以上で一人旅は交渉次第。旅行代理店で地域を言えば旅館を手配してくれるが取次料をとられる。ホテルだけの宿泊パックもあり、自分で交渉するより割安なこともある。るるぶ、じゃらん北海道発、Hokkaido Walkerなどの情報誌、旅行ガイド各種、大手旅行代理店、各地観光協会、時刻表の裏、電話帳などなど
公共の宿自治体、三セク、各種公共団体などが建てた宿泊施設。グレードはいろいろだが近年の施設には安くて素晴らしい施設が目立つ。通常2名以上で一人旅は交渉次第。各地で建設され、一部施設は人気施設となり取りにくいことも。公共の宿ガイド
とほ宿ひとり旅を中心に受け入れる道内外の宿グループ。基本的に男女別相部屋。個室対応できるところもある。元旅人の経営者が多く、穴場情報を得やすい。旅人同士の情報交換でも穴場を知ることができる。宿により観光ポイントや穴場を訪れるツアーも実施。料金は割安だが、施設グレードはいろいろ。実質本位なので著しく高いレベルを期待すべきではない。施設的には民宿、ペンションと重なるところもある。情報誌とほ(道内一部書店、紀伊国屋書店本店・新宿西口店、三省堂神田本店、ジュンク堂大阪本店・京都店・池袋店など道外大手書店の一部で取扱あり), http://www.toho.net/
ユースホステル(YH)会員でなくても泊まれるが3泊以上するなら会員になった方がトク。各YHでその場で会員になれる他、各都道府県の協会で手続きできる。基本的に男女別相部屋。最近は昔のような規則もないところがほとんどで、個室対応もできるが未婚のカップルの個室は不可。旅人同士の情報交換で穴場とかも知ることができる。YHにより観光ポイントや穴場を訪れるツアーも実施。料金は上限があるため割安。施設はペンションみたいな施設からオンボロまでいろいろ。施設のグレードをあげた(料金もやや高い)ユースゲストハウスもある。筆者は会員10周年。ブルーガイド・ユースホステルの旅、ユースホステルハンドブック、道内時刻表の裏など。http://www.jyh.or.jp
ライダーハウスその名の通りライダーのための施設だが、別にそれ以外の人が泊まっちゃいかんというルールもなく、チャリダーなども利用している。値段は安い。施設はいろいろなようだが概して雨風しのげて寝られればよいという施設が多く至って簡素。ツーリングガイドなど
職場・学校等の契約施設基本的にはホテル等と同じ。職場等から補助金がついて安くあがるパターンが多い。企業等によって自前の施設も。グレードいろいろ。あなたが知らないだけで損していることもあるので一度調べてみたら?各職場の契約施設ガイドなど
キャンプ場基本的にはキャンプを張れるスペースと水場など。その他のグレードはいろいろ。利用料を払えば泊まれるがいらないところもあるみたい。キャンプ道具は自前で。車で泊まれるオートキャンプ場もある。キャンプ場ガイド

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