旅の想い出・北海道編 イラスト
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北海道の四季
ここでは北海道の季節ごとの風景をとりあげます。
北海道の季節の移り行きを知る参考にしてください。

2003年12月15日公開

トップイメージ


斜里岳を望む(標津町)
4月
 平地では雪も融け農作業がはじまります。
 農地では融雪剤(木炭など)を使用するので雪原に黒い帯が描かれる風景もみられます。
 冬期通行止めの道路も開通し、国道では知床横断道路が4月下旬に冬期通行止めが解除されます。
 観光シーズンとしては見るものはもうひとつ少な目でオフシーズンです。
5月
 GW頃までは降雪の可能性がありますが、それを過ぎるとオホーツク海側では30度を過ぎるような温度の地域も出始め、寒暖の差が激しいです。
 桜前線がようやく北海道に到達し、5月初旬の道南地区から5月下旬の釧路・根室地区に至るまで桜の開花が次々とはじまります。
 桜以外にも、上湧別町のチューリップや東藻琴村・滝上町のシバザクラなどあちこちで春の花が見頃を迎えます。

滝上町のシバザクラ

大雪山旭岳
6月
 山の雪も融けだし、6月はじめから下旬にかけて山開きのシーズンを迎えます。
 畑の植物も順調に育ち、夏の雰囲気が近づいてきます。
 花も次々と咲き出してきます。
7月
 夏の花が次々と咲き出し、夏の雰囲気が近づいてきます。
 ラベンダーの花も中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。
 北海道を訪れる観光客も増えてくる時期です。
 近年は梅雨のない北海道でも「蝦夷梅雨」といわれる天候不順の時期がこの時期にあり、天候にはいまいち恵まれないことがあります。

ラベンダー畑(上富良野町)

智恵文のひまわり畑(名寄市)
8月
 北海道でも夏の盛りを迎え、多くの観光客や帰省客を迎えます。
 夏の花も次々と開花していきます。
 中旬を過ぎると高地では早くも秋の気配が近づいてきます。
 平地でも気温が少しずつ下がってきます。
9月
 標高の高い山々では中旬から下旬にかけて紅葉が見頃を迎えます。
 これらの山々では初雪の知らせも聞かれるようになります。
 平地でも秋の様相が次第に近づいてきます。
 コスモスなど初秋の花が見頃を迎えます。
 収穫の秋を迎え、北海道産の良質な食材が多く出回ります。

大雪高原沼の紅葉(上川町)

滝上渓谷の紅葉(滝上町)
10月
 平地でも紅葉が見られる時期になります。
 標高の高い山々では雪も積もり始めます。
 そのような場所にあるスキー場の中には早くもオープンするところが出ます。
 道路も標高の高い峠を越える時にはそろそろ注意が必要になってきます。
11月
 カラマツの紅葉が見頃を迎えます。
 平地でも初雪が観測されるようになります。
 少しずつ冬への準備がはじまります。
 車の運転もそろそろ冬タイヤの装着が必要です。
 観光シーズンとしてはオフシーズンになります。

カラマツと斜里岳(清里町)

冬の丘(美瑛町)
12月
 時々降る雪もいつしか融けなくなり本格的な冬が近づいてきます。
 多雪地域のスキー場は続々とオープンし、本州からのスキー客が訪れ出す時期です。
1月
 すっかり雪景色となります。気温もさらに下がっていきます。
 全面結氷する湖も出てきます。
 下旬にはオホーツク海沿岸の街から流氷接岸の便りが届きます。

オホーツク海の流氷(斜里町)

冬の屈斜路湖(弟子屈町)
2月
 雪景色が続く中、一年の最低気温もこの時期に観測されます。
 厳しい寒さの中でダイヤモンドダストやサンピラーなどの自然現象が期待できる時期です。
 結氷した湖の氷は人が歩けるほどのものとなり、氷上わかさぎ釣りも盛んになります。
 屈斜路湖では「御神渡り」という現象も見られます。
 冬の寒さをいかしたイベントが各地で行われます。
3月
 平地から少しずつ根雪がとけだし、春の雰囲気が少しずつ出てきます。
 春間近の大嵐が吹くのもこの時期です。
 結氷した湖も少しずつ氷が緩んできますので危険です。
 流氷観光はこの時期までがピークです。

冬の屈斜路湖全景

※上記の季節の現象は、年により若干の時期の変動があることがありますので、参考としてとらえてください。
※万一、解説と異なる写真が掲載されていましたら、アンケートにてお知らせいただければ幸いです。

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