旅の想い出・北海道編 イラスト
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屈斜路湖
 北海道ではサロマ湖に次いで2番目に大きいとされる屈斜路湖。ここには神秘に満ちた自然があなたを待っています。

1996年 9月26日公開
2001年11月20日更新

トップイメージ
津別峠展望台より屈斜路湖全景。2001年8月14日撮影

屈斜路湖を一望する
 屈斜路湖を一望する場所といえば美幌峠が有名です。国道沿いで駐車場もあり素晴らしい眺望が広がります。観光バスはもちろんのこと路線バスも通ります。
 穴場としては津別峠展望台があります。1.5車線の道道を登っていくところですが、美幌峠より標高も高く見晴らしは絶景です(トップ写真)。もちろん人も美幌峠に比べるとかなり少ないです。なお冬季通行止めですので夏の写真しかありません。

全面結氷した屈斜路湖。
美幌峠付近の外輪山から撮影。

美幌峠からの眺め
2000年12月撮影

津別峠からの眺め

津別峠展望台

釧路川をカヌーで下る
 カヌーイストの聖地と言われる釧路川。屈斜路湖に源を発し太平洋に流れ込みます。ここでは未経験者でもカヌーに乗ることができます。
 地元の宿やネイチャーショップなどでいくつか取扱があり、これらのツアーを利用すると、カヌーの経験が全くない人でもカヌーを楽しめます。カヌーの操舵は、スタッフの方がしてくれますので心配は無用です。たまに転覆するケースがあるそうですから、バランスにだけは気をつけましょう。
 カヌーツアーの所要時間は短いもので1時間30分ほど。長いものは数日をかける壮大なものもあります。ただカヌーに乗れるだけでなく、屈斜路湖から釧路川へ続いていく大自然の中を抜けていきます(写真)ので、迫力満点です。

砂湯
 屈斜路湖の周辺は温泉の宝庫です。湖岸に沸く天然野天風呂が多いのが特色ですが、その中でも特に目をひくのが砂湯です。ここでは湖岸の砂浜をちょっと掘ると暖かい温泉があふれ出てきます。砂浜を掘って浴槽を作ればあなたの露天風呂の出来上がりです。人が多いので目立つとは思いますが・・・。湖の中でも温泉が沸きだしているのを見ることができます。
 冬季は白鳥を多く観察できる場所でもあります。


砂湯の風景

秋、紅葉と藻琴山

和琴半島
 和琴半島は屈斜路湖の南岸に突き出た半島です。遊歩道がついており、手軽に散策することができます。
 右の写真の奥にある小屋のところに和琴温泉があります。ここも天然野天温泉ですが小屋が更衣室のようになっています。観光客が多く見に来ますのでとてもよく目立ちます。


和琴半島。和琴温泉が見える

秋の和琴半島

屈斜路湖の上を歩く
 屈斜路湖は冬季は厳しい冷え込みのため全面結氷します。全面結氷する湖としては日本最大の湖です。氷の厚みが増してくると、その上を歩くことができます。びくともしません。
 右の写真は屈斜路湖の氷上から藻琴山を望む風景。氷上を1本の線が通っていますが、これが御神渡りの一部です。御神渡りについては下記参照。

御神渡り(おみわたり)
 屈斜路湖では「御神渡り」という現象を見ることができます。これは湖水が凍結する中で膨張を繰り返してその圧力で氷が盛り上がる現象です。氷が盛り上がった部分が湖面一面に広がります。1メートルを超える高さのものも登場します。これも日本最大です。

白鳥の飛来
 屈斜路湖周辺は地熱が高く温泉が沸きます。そのため岸辺に氷のない部分もあります。この部分に白鳥たちが集まってきます。

関係地図
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