奥尻島
奥尻島
2000年 8月30日公開


(写真:奥尻島北岸を望む/2000.8.1撮影)

 北海道南西沖地震で大きな被害を受けた奥尻島。情報も少なくこの島を旅するのに取りかかりの段階から苦労しました。このページでは奥尻島のポイントや風景を取り上げていきたいと思います。ガイドブックが取り上げない風景もありますので最後までおつきあいください。


奥尻島へのアクセス
 奥尻島へは江差港から船で約2時間ちょっとの旅です。通常1日に2往復あります。利礼航路と同じ東日本海フェリーの運航なので船の型も利尻・礼文航路とよく似ています。夏期は江差港の他、瀬棚港からもフェリーが出ています。
 なお、函館空港から奥尻空港まで飛行機も飛んでいます。お金のある方はどうぞ。奥尻空港は青苗にありますのでそちらにつきます。

    
奥尻島へ就航する「アヴローラおくしり」号奥尻港。港の海もきれい。

 島内の交通ですが、奥尻町有バスの路線バスもありますが便数は少ないです。
 夏期は江差航路の到着にあわせて定期観光バスが運行されています。2時間半から3時間程度で島の主なポイントを効率よくまわってくれます。この定期観光バス、時刻表には数年前から載っていないのですが健在です。2500円で(どこかの島の定期観光バスと違い)電話予約できます。奥尻港の観光案内所でできます。
 その他、ハイヤー、レンタカー・レンタバイクもあります。

賽の河原
 道南五大霊場のひとつに数えられ、慰霊塔として建てられた石塔が並ぶ場所。奥尻島の北端にあります。ここには売店があり、ウニなどの特産魚貝をその場で生で食べられるほか、ウニ丼なども安く食べることができます。

鍋釣岩
 奥尻島の象徴と言えるほど有名な岩で奥尻港の近くにあります。上の奥尻港の写真にも映っていますので見てみてください。
 震災後の津波で風化が進み補修してもちこたえているそうです。

青苗岬
 北海道南西沖地震でもっとも被害の大きかった地域です。一帯は居住が制限され公園となっています。慰霊碑も設けられ、震災で亡くなられた方々の名前も刻まれています。

    
北海道南西沖地震の慰霊碑「時空翔」震災後作られた徳洋記念緑地公園

神威岬
 奥尻島西海岸には奇石怪石、静かな集落が続きます。海も大変きれいです。神威岬には温泉が3カ所あります。タダの温泉、神威岬保養所(360円)、ホテル緑館(800円。露天あり)です。
 なお、奥尻港から神威岬地区に行くのに青苗回りの道と山越えの道があります。山越えの道は88曲がりという険しい道があるため、地元の人は青苗回りを勧めることが多いようですが、距離半分ですし車やバイクなら十分通行できる道です。奥尻島内の道についてはあとで写真を掲載しています。

うにまるパーク
 奥尻島の名産といえばウニ。このウニをかたどったモニュメントが奥尻島にはあります。
 なお、奥尻島のウニはうまいです。それもそのはず、奥尻島には魚屋がなく、島の人は漁協や漁師から直接仕入れるそうです。地元産の新鮮なウニを出してくれるので旨いのもうなづけるというものです。ちなみに奥尻島のウニはほとんどムラサキウニとなります。ウニ丼の相場は奥尻港付近で2千円程度のようです。

奥尻島の風景から
 ここではガイドブックがとりあげることのない、私が見た奥尻島をそのままお伝えします。

 奥尻島の浜はとてもきれいです。海水浴客もほとんどいません。なお、沖は海流が大変速いので十分注意が必要です。

 奥尻島の産業はほとんど漁業といいながらも水田もあります。

 奥尻島の道路は狭いところが多いので注意が必要です。この写真は奥尻地区と青苗地区を結ぶ道路の途中で奥尻島の主要幹線です。片側車線ではありません。私がいるのは車の待避所です。

 奥尻島の名産、ウニをかたどったモニュメントが街にあふれています。奥尻港の近くにて。

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