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1996年10月 7日 公 開 |
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マヤノトップガン 学生時代お世話になった記憶が・・・ | 余生を送るオグリキャップ(後方) (いずれも優俊SS) |
牧場を見学する
牧場の見学ができるところがあります。でも牧場の人は観光用に馬を飼っているわけではありません。競走馬の生産という仕事の間に牧場の好意で馬を見せていただくのですから、必ず牧場の人に許可を取り、マナーを守って(勝手に牧場に入らない、馬に触らない、馬にエサを与えない、馬にフラッシュをたかない......)見学しましょう。
「競走馬のふるさと案内所」(地図参照)では、競走馬の情報提供から見学の可否の情報提供等、牧場の見学に欠かせない情報を提供していますので立ち寄るのもいいでしょう。ここを通さないと見学を受け付けてくれない牧場もあります。
最近、見学者のマナーの悪さから見学を受け付けない牧場も増えてきました。馬は一頭何千万円の値がつく高価な商品であり、また馬は臆病な動物です。それだけに牧場の方でも馬の健康管理には最新の神経を払っています。見るほうも見せるほうも気持ちよくできるようにマナーの遵守は徹底したいものです。
WINSのある町
静内町には「WINS静内」(場外馬券売場)もあります。こんな小さな町にあるのは不自然でしょうが、そこが競走馬の町です。場所は「競走馬のふるさと案内所」のそばです。
馬の川渡り
新冠町の八木牧場では、「馬の川渡り」が見られます。馬は普通水があまり好きではなく進んで水に入ることはないのですが、八木牧場では放牧地が川向かいにあるため馬は川を渡れるよう訓練されています。時間的には朝(5時頃)と夕方でしょうか。尚、これは観光客向けにやっているものではなく牧場の日課として行われているものなので牧場の人の指示に従い、仕事の邪魔にならないようにしましょう(それを守れば見学はできたはずですが、今はどうなったでしょうね)。
乗馬をやってみる
競走馬の故郷だけあって、乗馬もできます。とは言え、かつての、または現役の名馬に乗れるというわけではありません。ポニーに乗っておしまい、というわけでもありません(もちろんそれもできますが)。初心者でも本格的な乗馬が楽しめます。その施設のひとつが「にいかっぷホロシリ乗馬クラブ」です。
初心者の場合はまず馬の操舵のしかたを教わります。これは馬場内で約30分行います。それが終わってから林の中のコースへ出ていくことができます。インストラクターがつきますが、先導だけです。馬の操舵は自分でできます。料金は5千円くらいでしたかね。確か。
尚、ここの馬は初心者でも操舵できるように専門の訓練がされている馬です。そのため、初心者でも安心して乗馬が楽しめます。普通の馬にいきなり乗っても無理です(落馬するだけです)から注意しましょう。
二十間道路の桜並木
静内町には二十間道路と呼ばれる一直線の道路があります。ここは桜並木になっており、毎年5月上旬頃、桜の見頃を迎えます。北海道屈指の桜の名所のひとつです。
日高路の先をめざして
静内町から日高路を南に目指すと海は次第に雄々しさを増していきます。沿道には馬牧場が続きますが、日高は漁業でも有名な地域です。
日高路と並行して南北に連なる日高山脈があります。非常に険しい山々が続く山脈で、登山道もまだあまり開拓されていません。登山は本格装備の上級者向けです。豊かな自然が残りヒグマをはじめ動物も多く生息しています。
襟裳岬
日高路の果てには襟裳岬があります。日高山脈が海に落ちる地点であり、その雄々しい風景は自然の厳しさをあらわしています。
襟裳岬。いつも風が強い 岬の先まで遊歩道がついている | 「えりもの春は〜何もない春」なはずですが GWのえりもは車でいっぱいでした |
番外編・黄金道路
日高路を転じて襟裳岬から北へ向かうと帯広方向に向かう道となります。
えりも町から十勝・広尾町へ向かう道は「黄金道路」と呼ばれ、絶壁にへばりつくような道を進んでいくことになります。
「黄金道路」と称される所以はこの険しい土地の故に建設に膨大な費用を要したことにあります。決して金で舗装されているわけではありません。
なお、黄金道路を抜けて広尾町からは、野塚峠を経由して日高路へ戻ることができます。野塚峠を越える道は「天馬街道」と呼ばれ、日高山脈を越える現在唯一の道路です。
★関連地図(新冠町・静内町)
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